9っ9さん

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好きな人の好きな人になるための誘導方法 〜恋愛心理学〜

好きな人の脳をハックし、あなたに恋心を抱かせるように誘導する方法があったら知りたくないですか?

 

と言ったとしても、多くの人は「そんなことできるわけがない。」 そう考えているでしょう。

 

しかし、相手にあなたのことを考えさせ、いつの間にか好きにさせる。

 

そんな心理術は存在します。

 

今回はそんな好きな人のマインドシェアを奪う衝撃の方法について説明していこうと思います。ぜひ最後まで見てください。

 

 

 

ツァイガルニック効果を活用しよう

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ツァイガルニック効果という心理効果をご存知ですか?

 

これはブルーマ・ツァイガルニックという心理学者が発見したもので、完了していないことは頭に浮かびがちになるという現象です。

 

このツァイガルニック効果は様々なところで使われています。

 

例えばCM。

 

テレビのCMが続きが気になるようないい感じのところで入るのも、このツァイガルニック効果を企業が戦略の一つとして取り入れているからです。

 

よく、聞いてた曲を途中で中断すると、その曲が頭の中で繰り返し流れるのもこのツァイガルニック効果が働いているからなのです。

 

そして、相手にこのツァイガルニック効果を発動させることができれば、今度は脳内での相手との「単純接触効果」が働きます。

 

人は接触回数が多いほど、その対象に対して好意を持ちやすい傾向にあります。

 

それは実際に会わなかったとしても、脳内の接触だけで十分効果は発揮されます。

 

なので、相手にツァイガルニック効果を発動させることができれば、脳内での単純接触効果で相手の好意をアップさせることができます。

 

 

 

ツァイガルニック効果を発動させることで、「認知的不協和の解消」も起こる

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ツァイガルニック効果を発動させることで、「認知不協和の解消」も発動されます。

 

この、「認知的不協和の解消」とは、アメリカの心理学者 レオン・フェスティンガーによって提唱された考え方で、認知的不協和 つまり矛盾した2つの認知がある場合、その不協和を解消するために矛盾した2つの認知のうち、変えやすい方の認知を変え、協和している状態にするというものです。

 

相手の気持ちを直接動かすことは難しいですが、ある事実を作っておくと相手の気持はその事実に沿って動いてくれます。

 

なので、予め事実を作っておくことは、相手を操るという点において、とても重要なことなのです。

 

 

 

なぜツァイガルニック効果を発動させることで、「認知的不協和の解消」も起こるのか

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ツァイガルニック効果と、認知的不協和について解説をしたので、今度は「なぜツァイガルニック効果を発動させることで、「認知的不協和の解消」も起こるのか」について説明していこうと思います。

 

まず、ツァイガルニック効果で、あなたのことを考えがちになるような状況を作ります。

 

そうすると、相手は脳内であなたと多くの接触をします。

 

そうなると相手は「あなたのことばかり考えてしまう…ということは恋?」と協和した状態にしようとします。(認知的不協和の解消)

 

これは恋愛においての話だけではなく、勉強にもいえる話です。

 

何度も繰り返すことで記憶は定着しますが、それはただ単に想起回数が増えるからだけではありません。

 

「たくさん触れる…ということは重要なこと?」と脳が錯覚し、認知的不協和が起こるからです。

 

事実を作り、それを認知させ、勘違いさせる。

 

それこそが人を操る上でも、自分を操る上でも、重要なことなのです。

 

 

 

途中で切り上げよう

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今回の相手の脳をハックし、恋心を抱かせるように誘導するためのメカニズムを紹介したところで、実際にその使い方、実用例などについて解説していこうと思います。

 

まずツァイガルニック効果を使う上では途中で切り上げることはとても重要です。

 

中途半端なところで会話を切り上げることで、相手はその話の続きが気になり、相手の脳にあなたの印象を残すことができます。

 

ここでポイントとなるのが、盛り上がったタイミングで話を切り上げるということです。

 

テレビのCMなんかも、番組が盛り上がったところで流れます。

 

テレビアニメなんかも盛り上がったタイミングで終わったりします。

 

様々なところでこの手法は取り入れられているのです。

 

盛り上がったタイミングで話を切り上げることで、より強いモヤモヤを相手に残すことができ、相手の脳内で単純接触が行われます。

 

そして結果的にツァイガルニック効果が働き、相手はあなたに恋心が芽生えるのです。

 

一緒に帰っているときに合わせて会話を盛り上がらせたり、職場や学校の昼休みが終わる直前に話を盛り上がらせたり。

 

そういう工夫をすることでツァイガルニック効果が働き、関係がうまくいったりします。

 

連絡先交換や次会う約束なんかも自然にすることもできます。

 

これは実際の会話だけではなく、LINEでも使えたりします。

 

話が盛り上がったときに、あえて一旦返信をストップし、お風呂や睡眠を理由にして、また後日返信する。

 

その間相手は「なんか変なこと言ったかな」と不安になり、より強くあなたのことを考えるようになる。

 

そして不安感を与えた上で返信をすることで、安心を与える事ができる。

 

ここで何が起きるか。

 

「振れ幅」をつけることができるのです。

 

「クズ男から学ぶ 女性を依存させる恋愛心理学」でも紹介しましたが、感情に振れ幅をつけてくれる人は依存されやすいです。

 

なので、LINEなどで途中で話を切り上げることで、ツァイガルニック効果を発動させることができるだけではなく、感情に振れ幅をつけることで、女性を虜にさせることができるというわけです。

 

 

 

約束をしておこう

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予定を組むんだり、約束をしておくと相手に継続して相手の脳内に自分を繋げておくことができます。

 

その予定、約束が完了するまで、ツァイガルニック効果が働き、相手に自分を長い間意識させることができます。

 

例えばですがデートの別れ際に「家に帰ったらラインして 心配だから」と言う。

 

これも一つの予定(約束)です。

 

家に帰るまで相手の脳内とあなたをつないでおくことができます。

 

そして、「家に帰ったらラインして 心配だから」には、「自分は大事にされている」と感じさせる事ができ、よりあなたに対し、好印象をいだきやすくなります。

 

予定や約束だけではなく、物の貸し借りなんかも、ツァイガルニク効果を発動させる上で効果的な方法です。

 

貸している間、借りている間は、相手があなたのことを好き嫌い関係なく無意識レベルであなたを意識させることができるのでぜひ試してみてください。

 

 

 

最後に

今回はツァイガルニック効果と認知的不協和の解消について解説しました。

 

ツァイガルニック効果は恋愛以外にも、勉強や仕事などでも活用することができます。

 

多くの人は勉強や仕事は切のいいところで終わらせていますが、あえて中途半端なところで終わることで、ツァイガルニック効果が働き、次にまた勉強や作業に取り組むときに、ダラダラすることなく、すぐに取り組むことができます。

 

今回紹介したツァイガルニック効果と認知的不協和の解消は様々な場面で使うことができるので、自分なりにアレンジして応用して、活用してください。

 

最後まで見ていただきありがとうございました。